タイトルの通り、キャンプ関連ですが、、、
バイクでキャンプへ行くためのスライドリアキャリアの作成です。
先に完成した写真を載せてしまうとこんな感じです。
これが
こうなる。
スライド式にして運転時は前にしてリア荷重にならないように。
降車時はシートを開けられるようにしました。
積載量もなかなかですw
まず、リアキャリアを制作するにあたりバイクの積載について色々調べると、
・積載物の長さは乗車装着(シート)または積載装置(リアキャリア)から30cmまではみ出してOK。
・積載物の幅は乗車装着(シート)または積載装置(リアキャリア)から左右15cmまでで、合計30cmはみ出してOK。
・積載物の高さは積載した状態で地上から測って2mまでOK。
となっています。
また、“積載装着の大きさを含めた車両の大きさ”と“重量”にも規定があり、
・原付を含む軽二輪(排気量250cc未満)においては、
長さ2m50cm、幅1m30cm、高さ2m、重量30kgまで。
・自動二輪(排気量250cc以上の車検有りの車両)においては、
長さ4m30cm、幅1m60cm、高さ2m、重量60kgまで。
となっています。
このように積載装置そのものの大きさに規定は無く、“積載装置を含む車両の大きさ”と“重量”の規定さえクリアすれば積載量がアップできると。
と言っても、リアキャリアに荷物を載せすぎるとフロントの荷重が抜けてしまいフロントブレーキがロックしてしまったり、カーブを曲がる時にバランスが崩れてコケてしまうという事故のリスクがあります。
こういった危険が無い状態で積載する事が前提で、危険だと判断されると“安全運転義務違反”や“転落積載物等危険防止措置義務違反”に該当してしまいます。
まぁ、これについては警察の裁量によって違反かどうか決まってしまうので何とも言えませんが、事故はしたくないですねー、、、
以上を踏まえてリアキャリアを作りたいと思います。
用意したのは、
・コーナンで買ったアイリスプラザの折りたたみ台車
・鉄板 3.2×300×600(mm)
・鉄角パイプ 1.6×25×25×910(mm)、1.6×32×32×910(mm)
・鉄Lアングル 3.0×25×25×910(mm)
・鉄丸棒 Φ9×910mm
です。
大体の値段は、台車が3,000円ぐらい、鉄材料が3,000円ぐらいです。
メーカーの売ってるスライド式リアキャリアが3~40,000円ぐらいなので、だいぶ安いですね。
それでは、あまり写真はありませんが、、、
台車のコマを外します。
台車を運転する時に丁度いい位置に合わせます。
台車の端から測って、だいたい2m。
高さも台車の1番高いところで1m57cmぐらい。
これならクリアです。
溶接する為、鉄板を切り出して台車のナットに合うように穴を空けました。
角パイプとLアングルを切り出し。
25角パイプにLアングルを溶接して、32角パイプに入るようにします。
位置決め用の材料を仮溶接して、台車に取り付けた鉄板に溶接します。
鉄板に溶接してから、位置決め用の治具を外しました。
鉄板を溶接しました。
2分割になっているのは、ガレージに余っていた材料を使ったからですw
スライド用の土台が抜けないように、スライドするレールの端に余っていたLアングルを抜け防止の為溶接しました。
台車の後ろ側は、簡単に取り外せるように鉄のΦ9丸棒と適当なカラーで作りました。
スライドのロック機構です。
ロックと固定用のステーを溶接して、純正リアキャリアに合う鉄板を切って溶接。
鉄板にリアキャリアがハマって動かない状態です。
鉄板にタップ(雌ねじ)を切ってボルトで固定。
あと、錆びないように塗装しました。
他にも細々と加工しましたが、めんどくさいので書きませんw
これで冒頭のスライド式リアキャリアの完成です。
これならアドレスのキャリアを使って別車種用のリアキャリアを作れば、どんなバイクでもキャンプツーリングに行けるようになりました。
早くバイクでキャンプに行きたい!