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はい、2日経ちました。

シリンダーとシリンダーヘッドへ液体ガスケットを塗るときに使っていた厚紙の液ガスも硬化していました。
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硬化といっても硬いわけではなく、ゴムのような弾力がある感じです。

エンジン始動してみます。

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このスペイシーのレストアを始めてから4リットル近くあったクーラントがほぼ0になったので、今回は水道水ですw

水漏れの度に出来るだけ回収して再利用していたんですが、前回のクーラント潮吹き噴き出し事件でほぼ無くなりましたw

まぁ漏れる前提のものにお金のかかるクーラントを買う事もないですしw

さぁ、(私だけ)緊張のエンジン始動。

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いつもの場所、オッケークリア!

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タイヤ側、オッケークリア!!

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左側とキャブ側、オゥケィクリアァ!!!

マジか。

液体ガスケットで解決?

不安だったので30分程アクセルを煽ったり、高回転まで回しましたが全く漏れてきません。

諦めて最後の悪あがきのつもりだったので嬉しいより驚きの方が大きいというw

まぁ前もこんな感じで1週間後には漏れてましたからね。

あと1週間様子見です。


前回、ラジエーターのクーラント注ぎ口から冷却水が噴射したとこです。

実はこれ、11月1日なんですよねw

そこから1ヶ月近く放置してたのを記事にしましたw

で、先日、自作ガスケットが熱で溶けたのかと思いヘッドを開けました。
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が、自作した銅ガスケットは何ともありませんでした。

そもそも銅でガスケットを作る事が無謀だったのか?と思っていますw

そして今回、リベンジ(6回目w)すべく液体ガスケットを購入。

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液状ガスケットっていうんですね、液体だと思っていました。


キタコさんから出ているKC-068。

色々調べると水冷ヘッドガスケットに使えるようです。

ただ、裏側に記載している通り温度範囲が-60~200℃までと。

200℃というのは耐熱温度という認識でいいのかも不明。

作った銅ガスケットの融解点が1083℃だったので、これが原因でまた水漏れというのもなーと考えていましたが、、、

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※銅製品への使用不可

ぴゃぁぁぁああああ

自作ガスケット使えんという。

仕方なく水漏れの原因と疑っていた元のガスケットを使用する事に、、、

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綿棒を使ってシリンダーヘッドとシリンダーに塗りました。

厚さは下が透けるぐらいなので0.05mmぐらいでしょう。

しかしこの液体ガスケット、なかなか硬いです。

この硬さが水漏れを防いでくれるんですかね?

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もとのガスケットを念の為残しておいて良かったです。

早速組み立てます。

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はい完成。

この液ガスの表面の硬化は20分とありましたが、ここ最近の寒さではもう少しかかりそうですね。

完全硬化も24時間とキタコのホームページに記載してありましたが、念の為48時間待つことにしました。


本当に今回のこれでダメなら実働車か実働エンジンを買う事にします。

そもそもシリンダーなどが歪んでたり穴が空いてたら意味ないですからね。

というより、もう6回目ですからw

ヘッドガスケット作成の続き、というか完成間近です。

ある程度面を出したら仮合わせ。


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おお、それっぽい。

ピストンを下げて、シリンダーとの段差を指の腹で確認。

少しだけ出っ張りがあったので、仮合わせを何度もしながらダイヤモンドヤスリで削りました。

カムチェーンやノックピンの所など入念に確認し問題無かったので次工程へ。

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焼きなましです。

銅は熱を入れると柔らかくなる性質があるらしく、締め込んだときの密着力を高める目的です。

カセットコンロに載せて赤くなるまで熱します。

時間かかるかと思いましたがすぐに赤くなりました。

この状態で30分ぐらい焼きなまししました。

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水を張ったトレーにどぼん。


少しススが付いていたので軽くたわしで擦りました。

あとは水気を取って、オイルを塗りまくり車体に取り付けます。

いざエンジン始動!

















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ラジエーターの注ぎ口から噴射、、、

排気が冷却回路に、、、

南無三、、、

前回の更新から1ヶ月以上経ってしまいました。

水漏れでかなりメンタルが、、、w

しかし、何もしなければ何も進まないという事で水漏れ解決に向けて頑張ります。

今回はヘッドガスケットガスケットを作成と。

あれだけ面研磨した挙句、まだ水漏れがあるということはガスケットがダメなんじゃない?と思ったからです。

材料はこれ。

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ホームセンターで買った厚さ0.5mm、150×300サイズの銅板。

裏側に記載している表では融解点、つまり溶けてしまう温度が1083℃とあるので大丈夫だろうと。

まぁ厚さなどで変わると思いますが。

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このサイズならガスケット2枚は作れます。

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シリンダーヘッドにマスキングテープを貼って、石刷りの要領でマーキングします。

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それを銅板に貼って、金切りバサミで切ります。


これぐらいの厚さなら問題無く切れました。

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ポンチを打って穴を空けていきます。

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穴が空いたらニッパーである程度要らない部分を切っていきます。

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ある程度形になったら地道にヤスリで削っていきます。

仕上げはダイヤモンドヤスリで削りました。

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はい、完成。

と簡単に言いましたが、仕事終わりの時間を使って2日かかりましたw

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0.5mmとはいえ銅なのでやはり曲がってしまうところもありました。

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鉄片を当てて叩きます。

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そこそこ平面出ました。

曲がっているところはこんな感じで軽く叩いて面を出していきます。

これは上手くいくのか、、、?

やっとエンジンをかけるところまでたどり着きました。

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これで4回目、、、長かったです、、、

車体にエンジンを載せるところまでしていたので、キャブやマフラーを取り付け、エンジンオイルとクーラントを入れました。

3回目の正直がどうとかいっていた6月初旬の状態に戻しましたw

本当に長かったですw

さて、早速エンジン始動!

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いきなり漏れとるやないかい。

いつもの赤矢印を使わずともわかるレベル。

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後ろもかい

いや、これ3回目の時より酷くなってまっせ?
まじで。

クランクケースをOHしたのはオイル漏れだったとはいえ、シリンダーもシリンダーヘッドも全てオイルストンで面研磨したのに、、、

こんな感じで2時間放心状態でしたw



しかしまだ昼過ぎ、時間はある!

ということでもう一度腰上をバラしてシリンダーとシリンダーヘッドを面研磨!

再度エンジンが組み上がったのは夕方!

今回は結構面研磨したのでだいぶ平滑になっているはず!

本日2度目のキャブとマフラーの取り付け!!

エンジンオイルとクーラントを入れる!!

エンジン始動!!!

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おぉ、2回目から続いている場所の水漏れは止まってるっぽいです。

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あとエンジン後ろ側。

ここも水漏れなし!

うぉぉぉおおおお!!!
やっと!やっと直った!

時間はかかりましたが根気よくやった甲斐がありました。

途中でガレージに来た知り合い2人も見守る中、やっと水漏れとオイル漏れを直す事ができました!


















と、思っていた時期が私にもありました。

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ああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!



これは本当に声に出てしまいました。

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