カテゴリ: BMW 320i(3B20)


エアロの補修完結です。

8つの記事となりましたが、期間は約3週間。

実質作業したのは6~7日ぐらいですかね。

最近は暖かいですが、塗装時は低い気温だったのでほとんど乾燥・硬化待ちでした。

IMG_4111

しっかり1週間乾燥させた状態です。

写真では綺麗ですが、近付いて見ると薄ら柚子肌状。

外で塗装したのでホコリも多少かんでます。

IMG_4112

スポンジに3000番を巻いて水研ぎです。

軽く表面を滑らせる感じで時間を掛けて研ぎます。

同じ番手でも強く擦るのとフワッと擦るのでは仕上がりが天と地の差ですからね。

IMG_4115

しばらく擦るとホコリの付着したところが浮き出てきます。

これと柚子肌の部分が無くなるまでゆっくりと削ります。

IMG_4116

こんな感じです。

FRP補修した方のエアロだけで1時間ちょっとかかりましたw

腰がw

IMG_4132

3MのH1コンパウンドを使います。

IMG_4121

パッドに少し付けて、エアロに薄く伸ばしてからポリッシングします。

IMG_4122

これが、

IMG_4124

これです。
自分が写ってしまって分かりにくいですが。

IMG_4123

スポンジが入らないところはウエスを使って磨きます。

IMG_4125

で、仮組みです。

IMG_4126

エアロ同士を締結する穴がFRP補修で埋まってしまった為穴を開けます。

失敗です、FRPを張った後にこの作業をしたら良かったです。

IMG_4127

塗装が割れないように慎重に、、、

2mmのドリルで穴を開けます。

IMG_4128

徐々に大きくしていきます。

魅惑の白い粉が、、、

ガラス繊維なので吸ってはいけませんw

IMG_4130

無事合体できました。

IMG_4143

車体に取り付けて完成です。

IMG_4133

補修部分も補修した境目も分からない仕上がりです。

長かった。



やっとウレタンクリアの塗装です。

IMG_4104


使うのはソフト99のウレタンクリア。

これに限らず、色んな塗料の注意書きや説明文には“他メーカーのカラー塗料の上塗りには使用出来ない”等と書かれています。

記事には書いていませんでしたが、
今回使用したのは以下の缶スプレー達です。

・油膜除去 : ソフト99   シリコンオフ
・プライマー : 染めQ   ミッチャクロンマルチ
・下地 : ソフト99   ボデーペン(プラサフ)
・カラー塗装 : ホルツ   カーペイントミニミックス(BMW 475 ブラックサファイアメタリック)
・クリア塗装 : ソフト99   ボデーペン(ウレタンクリア)
・ぼかし剤 : ホルツ   カーペイント

こんな感じで3社の塗料を使ってますw

で、結果から言いますと問題ありませんw

過去にこの車のリアバンパー、反対側のサイドエアロ、ボンネットを同じ方法で板金塗装した実績があります。

実際に全ての塗料のメーカーを統一した方が、より綺麗なのかもしれませんが試していないのでわかりませんね。

しかし、他メーカーの塗料を使ったからといって下の塗膜が縮んだりシワになるといったトラブルが無いのも事実です。

カラー塗装がソフト99で、ウレタンクリアがホルツならどうなるかわかりませんがw

とにかくこの塗料の組み合わせは大丈夫ですw

話が逸れましたが、ウレタンクリアの塗装です。

IMG_4105

まずは温めます。

二液の塗料なので、混ざった時に過剰な反応を避ける為40℃ぐらいで温めます。

温度は計ってません、感覚ですw


IMG_4106

底の黒い蓋を取って、地面に叩きつけてピンを押し込みます。

その後、逆さにして5分放置。

IMG_4107

放置している間にシリコンオフで脱脂して、埃や細かい毛をエアーで飛ばします。

で、5分程経ったら30回程ウレタンクリアの缶を振って、カラー塗装でした要領でぼかし剤も使って吹き付けます。

IMG_4109

薄く5~6回ウレタンクリアを吹いた後の写真です。

写真を撮り忘れましたが、2回目ぐらいまでは柚子肌の様に細かいボコボコです。

3回目ぐらいから写真の様に綺麗な表面になります。

1回吹き付ける毎に5~10分放置しますが、放置している間はドライヤーでウレタンクリアの缶を温めます。

塗装直後なのでツヤがありますが、後は1週間しっかり乾燥、硬化させてからの仕上げ作業ですね。

完了まであと少し!


カラー塗装の際に見つかった巣穴の修正です。

記事は分けていますが、カラー塗装の後すぐにしました。

IMG_4096


パーツクリーナーのキャップに塗料が少し溜まるぐらい吹きます。

IMG_4097

で、こんな感じに爪楊枝でキャップの中の塗料を盛り付ける感じです。



そして翌日。

IMG_4099

ありゃー。
中央が少し引けてます。

が、穴の周りは凸なので、これを平にします。

IMG_4100

今回は形の整った木片に2000番のペーパーを付けて水研ぎです。

削る範囲も最小で。

IMG_4101
平滑になりましたが、やはり中央に穴が出来てます。

もう一度同じ要領でカラー塗料で穴埋めし、木片に2000番で水研ぎしました。

IMG_4103

これでほぼ穴は無くなりました。

研磨した部分に軽くカラー塗装を吹いて、クリア塗装に移ります。



前回のサフ塗装から1日経って、スポンジに巻いた1000番のペーパーで研磨します。

IMG_4086

研磨後の状態です。

黒い筋は、ゴツい方のエアロに取り付く所で少しRがかかっていました。

なのでサフが剥げちゃってますが、問題無いでしょう。

IMG_4085

FRP補修箇所も同様にサフが剥げちゃってますが、これも問題無さそうです。

ポリエステルパテもしっかり埋まっている様なので、早速カラー塗装です。

塗装する部分を上から見るとこんな感じ。

FullSizeRender

塗る順番はこんな感じです。
​赤枠​が補修、というかサフの範囲。
​青枠​が研磨部分とミッチャクロンを吹く範囲。
​緑枠​がぼかし剤を吹く範囲。

​オレンジ枠​がカラー塗装の範囲。

で、カラー塗装の際に缶スプレーの軌道は​ピンク矢印​で表しました。

IMG_4087


4回に分けて薄く重ね塗りしました。

IMG_4088

が、ポリエステルパテに気泡があった様で穴が出来ちゃいました。

目視では無かったんですが、塗ると出てきちゃいますね。

パテ埋めが下手な証拠ですw


ポリエステルパテ硬化しました。

IMG_4063

少し残ったパテもしっかり硬化しています。

それではこのパテを削っていきます。

スポンジに400番の耐水ペーパー巻いて水研ぎです。

IMG_4069

2つのFRP補修箇所を跨いで水研ぎしましたので、そこそこな範囲になりました。

IMG_4070

研ぎ粉を除去する為、1度洗浄しました。

しっかり傷や巣穴にもパテで埋まってますね。

IMG_4071

ヒートガンで水気を飛ばします。

で、用意したのはこちら。

IMG_4072

・シリコンオフ
・ミッチャクロン
・プラサフ

IMG_4074

ミッチャクロンとプラサフはお湯にいれて温めておきます。

IMG_4073

温めている間に塗装準備です。

シリコンオフを吹き付けたら数秒待って、タオルで拭いて脱脂します。

IMG_4076

ある程度表面が乾燥したらミッチャクロンを吹きます。

足付けしたと同じ範囲に吹きました。

次にプラサフです。

こちらはミッチャクロンを吹いた範囲より少し狭めに。

IMG_4077

1回目です。

薄く何回か重ね塗りします。

IMG_4078

下が透けないぐらいに重ね塗りしました。

乾燥するまで待ちます。寒い。

↑このページのトップヘ