2020年06月

だいぶと長い間放置してました。

遂にきてしまった梅雨のせいで作業が出来なかったのと、先週バイクが2台売れてしまったので、、、

今日はそのうちの1台であるカブのタイヤ交換を記事にします。

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つい最近まで通勤号として実働していた車両なので、タイヤ交換以外にはエンジンオイル交換ぐらいでした。

もちろんブレーキや灯火類の確認もして試乗もしました。

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カブはタンクに貼られているラベルで年式が分かるみたいです。

COLOR(カラー)とCODE(コード)は車体の色についての情報なので、今回は置いておきます。

ラベル上の“C50DV”とありますが、C50は型式でDはデラックスのD、Vは年式で1997年式だそうです。

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レッグシールドは年式相応の年輪のような模様があり、軽く押しただけで割れそうですw

今回のタイヤ交換ですが、何故記事にしようと思ったかというと5年程前にリトルカブを買った時に、チェーンやスプロケを外さなくてもホイールが外れる事に衝撃を受けた為です。

是非、これは多くの人に知って頂きたいと。

早速作業します。

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スイングアームのチェーンアジャスターを緩めます。

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リアのアクスルシャフトを抜きます。

チェーン側のナットは2つあるんですが、外側のナットがアクスルシャフト用です。

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アクスルシャフトを抜いたら、​赤矢印​のドラムブレーキハブを固定しているナットを外します。

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これで車体から外せる状態ですか、センタースタンドだけではホイールを抜けませんでした。

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センタースタンドの下に30mm厚ぐらいの木の板をかましました。

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ドラムブレーキを外せば、ホイールを抜けます。

リアサスもマフラーもチェーンも外さず、タイヤ交換出来る構造、さすがホンダです。

あとは普通にタイヤとチューブと交換するだけですが、今回は裏技を発見。

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タイヤの中にチューブを入れた状態でチューブのエアバルブをホイールに通す。

タイヤの左右ビードを一緒にタイヤレバーで持ち上げます。

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そうすればチューブを傷付けずリムにはめ込む事が出来ます。

まぁこれは2.25Jのリム幅と柔らかめのタイヤだからこそ出来る事なんでしょうけどね。

ビードを片側ずつはめなくても出来る裏技でした。

なかなか作業が進められない状況ですが、また作業が進めば更新します。

以前しっかりと取り付けられ無かった10mmのホイールスペーサーですが、削る事にしました。

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ホイールスペーサーを木片で挟み、木の板と木の切れ端でグラつかないように高さを合わせます。

あとはリューターで削っていきます。

ホイールスペーサーの削る位置ですが、外形がだいたい134mm。

取付けるホイールがPCD100なので、134mm÷2=67mmの位置に50mm(PCD100÷2の値)で17mmの位置と117mmの位置にマーキングしました。

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削った部分のみワイドトレッドのハブボルトに当てがってみます。

ぴったし。

多少のガタツキはありますが、問題ないレベルでしょう。

微調整を繰り返しながら、4穴とも削りました。

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全くのブレが無い状態で、取り付け出来ました。

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GY6のリアハブ、PCD140から100への変換アダプター(ワイドトレッド)、デイトナ風ホイールの内径に合ったスペーサーの取り付け図です。

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ホイールとホイールナットを取り付けました。

軽くホイールナットを締めて取り付けています。

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これでセンターが出ました。

リアの太足計画、長かった、、、やっと完成。

前回オイルを滲ませておいたオイルストーン(油砥石)ですが、案の定ビニール袋からオイルが漏れていましたw

なのでこの日はガレージのオイル漏れ掃除から始めましたw

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エンジンオイルを浸したオイルストーンでシリンダーヘッドの面を研磨します。

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少し研磨した写真です。

写真のシリンダーヘッド左側が少し削れました。

左半分にうっすらと灰色になったエンジンオイルが見えます

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全面研磨してエンジンオイルを拭き取った後の写真です。

燃焼室周りの研磨傷が多い事から、やはり歪んでいた可能性がありますね。

この車体を買って直ぐにキャブレターの掃除をして、エンジンを掛けた時には水漏れは無かったんですけどねー。

まぁ冷却回路の至る所に錆が詰まっていたのでそれが原因だとは思いますが、、、

シリンダーヘッドの面研磨は終わりましたが、シリンダーブロック側は研磨せずエンジンを組み立ててみます。

水漏れが直らず、もう一度バラす事になったとしても原因がどちらの面よ歪みなのか分かる為です。

それならシリンダーブロックを外さなれば良かったと思いましたw

さぁ、いよいよ組み立てです。

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いきなり問題。

シリンダーブロックを組み込んだ時、カムチェーンがカムスプロケから外れてしまいました、、、

工具代わりに使っていた車のワイパーブレードを使ってなんとかスプロケをはめることが出来ました。

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シリンダーブロックを組んで、カムチェーンスライダーを直ぐに取り付けました。

カムチェーンスライダーを取り付ければ、カムチェーンがスプロケから外れなくなるのでこれでOKですね。

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シリンダーヘッドのガスケットですが、今回はエンジンオイルを塗って組み立ててみます。

液体ガスケットを塗ってしまうと、カムチェーンが通る場所の水漏れなとが分からなくなってしまいますしね。

このあとの組み立てて順序は過去の記事を参照してくださいw

それでは早速エンジン始動。

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10分程アイドリングでたまに吹かしたりしましたが、全くの漏れなし!

やっとです!

3度目の正直とはまさにこの事。

これで安心して他の作業を進められます。


今回はシリンダーブロックまでバラします。

シリンダーヘッドが原因か、シリンダーブロックが原因か、はたまた両方が原因なのか、、、

ガスケットも原因の1つかも知れませんしね。

冷却水が腰下に落ちてしまっている可能性があるのでエンジンオイルを抜きました。

綺麗な色をしてました、、、

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カムチェーンはフレームに針金を通して落ちないようにしています。

紙製のシリンダーガスケットが破れてしまったのでここも新品に交換ですね、、、

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シリンダーヘッド(上の写真)とシリンダーブロック(下の写真)を見ましたが、目視で確認出来る凹凸はないんですけどねー。

そこで今回はコーナンでこれを買いました。

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鏡です。

鏡は平面なので、シクネスゲージを使ってシリンダーヘッドの歪みを見て見ます。

シリンダーブロックはノックピンが外れなかったので諦めましたw

早速このアルミスタンドミラーを分解して鏡部分だけにしました。

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ガレージ無いのコンクリートにも多少凹凸があると思いますので、下に鉄板をひきました。

土台となる鏡が歪んでしまうと意味がありませんのでね。

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シリンダーブロックはスタットボルトが邪魔になるので、ダブルナットで外します。

これで準備完了。

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シリンダーヘッドを鏡の上に置いて、0.05mmのシクネスゲージで測ります。

左側は大丈夫そうです。

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右側は入ってしまいました。

カムチェーンが通る方なので、これが歪みなのかどうなのかは不明なんですが、、、

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まぁ可能な限り原因と思しき箇所は潰していくしかありませんので、買ったオイルストーン(油砥石)で磨きます。

が、これは新品なのでまずはオイルを染み込ませる必要があります。

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バッテリーの箱がちょうどいいサイズだったので、ビニール袋に入れてエンジンオイルを染み込ませます。

これで1晩寝かせてから研磨の開始ですね。

水漏れ修理は後日するとして、気分転換に太足化を進めたいと思います。

というか水漏れを一旦忘れさせてくださいw

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10mmのホイールスペーサーをツールカンパニーストレートで買いました。

リアホイールのセンター出しに必要な厚みです。

まぁこれが目的でストレートに行ったのでは無く、水漏れを直す用にオイルストーン(油砥石)を買いに行ったのがメインなんですがw

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早速リアサスなどをバラします。

まぁこれも水漏れを直す為がメインですがw

早速リアホイールのセンターが出るか確認します。

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あ、当たっとる、、、

ワイドトレッドのハブボルト根元に、、、

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一旦スペーサーを外して径を測定。

φ14です。

大抵のハブボルトはM12とかですもんね、そりゃ当たりますわ。

んー、なかなか上手くいきませんねー、、、

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